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プリツカー賞(建築界のノーベル賞)を受賞した中国の建築家、劉家琨(リウ・ジャークン)

🏆 劉家琨(リウ・ジャークン)とは?

  • 生年・出身地1956年、中国・四川省成都市生まれ。

  • 拠点現在も成都を拠点に活動。

  • キャリア40年以上にわたり、教育・文化施設から市民空間、商業建築、都市計画に至るまで30以上のプロジェクトを手がけています。


🏛️ 受賞の背景と評価ポイント

劉家琨氏は、以下の点で高く評価され、2025年のプリツカー賞を受賞しました:

  • 対極の融合ユートピアと日常、歴史と現代、集団主義と個人主義といった一見対極にあるものを融合させ、市民の生活を称える肯定的な建築を提供。

  • 作家としての活動建築家としてだけでなく作家としても活躍し、建築作品を通して「対極の融合が生む空間の物語」を追求。

  • 地域性の尊重地域の歴史や文化を尊重した繊細な設計アプローチで知られ、特に出身地である四川省の伝統と素材に根ざした作品を数十年にわたり手がけている。


🏙️ 主な代表作

劉家琨氏の代表的な建築作品には以下があります:

  • ウェスト・ヴィレッジ(成都)中国・成都にある複合施設で、伝統的な中国建築の現代的な解釈を基に、都市生活の要素を繊細に統合したアプローチが評価されています。

  • 成都現代美術館現代的なデザインと地域性を融合させた美術館で、地域文化との調和が特徴です。

  • 胡恵山記念館歴史的な背景を尊重しつつ、現代的な要素を取り入れた記念館で、建築と歴史の融合が評価されています。


🌐 中国人建築家として2人目の受賞

プリツカー賞を受賞した中国人建築家は、2012年の**王澍(ワン・シュウ)**氏に続き、劉家琨氏が2人目となります。


📚 まとめ

劉家琨氏の建築は、地域性と現代性の融合、伝統と革新の調和を追求し、社会的・環境的に公正な世界を描写することを目指しています。彼の作品は、建築が現実と理想主義の間に調停をもたらすことができることを示しており、その功績が2025年のプリツカー賞受賞につながりました。

建築における「対極の融合」をテーマにした劉家琨氏の作品は、今後の建築界においても注目されることでしょう。

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